フランスといえば美食の国、グルメの国。確かに決して間違いではないのですが、日常の家庭料理は私たちが想像する以上にシンプルです。日本のようにテーブルに何品も並ぶ食事が素晴らしいのはもちろんなのですが、とにかく新鮮な食材を使うことと、栄養のバランスに気を配りさえすれば、焼くだけ、煮るだけのワンプレートだって十分おいしい。そんな、気負わずに作れる「フランス的ごはん」を紹介する本『フランスの台所から学ぶ 大人のミニマルレシピ』が5月31日に発売されました!
著者は、フランスやスイスのホテルやレストランで経験を積んだ人気料理研究家・上田淳子さん。上田さんが提案されている、「フランス的ごはんがミニマルな6つの理由」、これぞフランス的な家庭料理の作り方だなと、長年フランス暮らしのトリコロル・パリも納得の内容です。毎日の食事をささっと作ることができれば、そのほかのことにも時間の余裕ができて、日常がより豊かになることでしょう。
撮影/西山 航
「フランス的ごはん」がミニマルな6つの理由
- 必要最低限の調理なのでレシピが不要
- 10〜15分で完成するので作り置きが不要
- 道具は1つ、調理法は2つだけ
- 味つけは塩だけ
- たんぱく質+野菜の大きなひと皿で十分
- 副菜はなし。ひと皿加えるならシンプルな前菜