INSEE(フランス国立統計経済研究所)の発表によれば、フランスの人口は2010年の1年間で35万8000人増加し、2011年1月1日時点での総人口は初めて6500万人を超えました。しかもこの増加傾向は一時的なものではなく、過去30年間で18%増加しているというから本物です。
これを支えているのはもちろん高い出生率。2008年の「2」、2009年の「2」に続き、2010年はなんと「2.1」で、戦後のベビーブーム以来の最高値を記録しました。フランスには日本にはないような様々な社会問題も存在しますが、少なくとも「フランス人女性はなぜこんなに子供を産むのか」という点については分析して参考にする価値がありそうですね。
一方、平均寿命も男性が78.1歳、女性が84.8歳でヨーロッパではトップレベル。「北欧並みの出生率と南欧並みの平均寿命を誇るフランス」とINSEEは報告しています。