1905年に初版が発売され毎年70万部を売り上げる歴史ある百科事典、ル・プチ・ラルース。毎年新たに追加される言葉の顔ぶれが、フランス社会の傾向や関心事を映しだしています。今年6月6日に発売された2014年版に追加された150個以上の言葉のなかから、いくつかをピックアップしてご紹介しましょう。
●ハイテク
Googliser(グーグリゼ) : Googleを動詞化した言葉で、Googleを使ってネット検索すること。
Hashtag(アッシュタグ) : ハッシュタグ。Twitterが一般化した影響ですね。
Post(ポスト): 投稿。これまたブログが一般化した結果。
Textoter(テクストテ) : 携帯電話からSMS(ショートメッセージ)を送ること。
Flashcode(フラッシュコード) : 日本で言うところのQRコード。フランスではようやく浸透しつつある、という程度です。
●食べ物
Bo Bun(ボブン) : ビーフンに牛肉や春巻、野菜などをのせて甘酸っぱいタレで食べるベトナム料理。フランスではとてもメジャーなので今年新たに追加されたことのほうが意外です。
Cupcakes(カップケーキ) : パリにはここ数年でカップケーキ屋さんが増えました。
Nori(ノリ) : SushiといえばNori!和食の用語もだいぶ定着してきました。
●医療
Atopie(アトピー) : 日本ではとてもメジャーですが、そういえばフランスではあまり耳にしなかったかも…