4月15日(月)の夜7時ごろ、パリ・ノートルダム大聖堂で発生した火災は16日(火)未明にようやく消し止められました。パリ市民、そしてフランス国民の多くが、大きな喪失感と悲しみとともに朝を迎えました。
映像でご覧になった方も多いと思いますが、修復工事の足場から発生したと見られるこの火災の激しい炎で屋根の3分の2が焼失し、尖塔は焼け落ちましたが、全壊は免れました。正面の2つの塔が生き延び、貴重な文化財の大半を避難させることができたほか、バラ窓のステンドグラスもなんとか助かったという情報もあり(未確認ではありますが)、まさに不幸中の幸いとしか言えません。
マクロン大統領も昨夜現場に駆けつけ、フランスの歴史であり文化であるノートルダム大聖堂の再建を誓い、そのための寄付を国内・国外を問わず募ることを表明しました。
すでに、フランスが誇る二大富豪、ベルナール・アルノー(LVMHグループ)と、フランソワ・ピノー(グッチなどを所有するケリンググループ)は、それぞれ200万ユーロ(約252億円)と100万ユーロ(約126億円)の寄付をいち早く発表しています。
国民に向けては、フランスの文化遺産を守る財団「Fondation du Patrimoine」による募金用のページがすでに用意されています。
https://don.fondation-patrimoine.org/SauvonsNotreDame/~mon-don
★日本からの寄付の受付については在日フランス大使館が公式ツイッターその他で告知する予定だそうです。
→在日フランス大使館のホームページ
→在日フランス大使館公式Twitter