パリ・オリンピック雑記
2024年7月30日(火)
今日は荻野の暮らすナントの競技場で、サッカー男子の試合が行われました。日本対イスラエル戦。そもそもスポーツ観戦の経験が少ない私は、地元でオリンピックの試合があるというのに(しかも日本チームの!)チケットも買わずぼけーっとしていたのですが、当日の朝に、友人から誘われ急遽行くことに。(関連記事→ナント島のレ・マシン・ドゥ・リル)
場所はナント北東部に位置するStade de la Beaujoire(ボジョワール・スタジアム)。1984年に誕生し、今年で40年目を迎えたナント市が誇る競技場で、ナントFCの本拠地でもあります。3万5322名収容。アクセスはトラム1番線の終着駅Beaujoireで下車するとすぐ目の前。国鉄駅がちょうどトラム1番線なので、駅から直通できますし、ナントの中心地からも30分ほどで到着します。
私もトラムで向かったのですが、車中は日本のユニフォームをお召しのサポーターさんでいっぱい!ナントはパリからTGVで2時間ちょっとのところに位置する街なのですが、普段こんなにも多くの日本の方にお目にかかることはないので、とっても嬉しかったです。
試合開始21時に合わせて、20時ごろ到着。イスラエル戦ということもあり、いつも以上に警備や荷物チェックは厳戒態勢でのぞんでいた様子。警察や銃を持った軍隊もかなりの人数がいました。ボランティアの数も多く、迷っている人などを優しくサポートしていたのが印象的でした。
日中30℃を超える暑さで、夜になってもTシャツ1枚で問題なく過ごせました。待っている間は、ちょうど夕日が差し込む席だったため、日焼けが恐ろしかったです・・・
試合前は大型モニターに客席のみんなの顔が映し出されたり、カラオケを一緒に歌おうコーナーがあったり、ウェーブの練習をしたりと楽しかったです。普段スポーツ観戦を全くしないので、こんな感じなのか・・・と新鮮でした。
試合前、イスラエルの国歌斉唱の際に、突如大きなパレスチナの国旗を広げて、イスラエルを揶揄するような声を上げる男性がいました。その人に対して客席からも声を荒げる人が数人いて、一瞬空気がざわつきましたが、その後すぐ、日本の国歌が流れたので、みなさんすぐに静かになりました。ちなみに、パレスチナの国旗を持った男性は試合終了までずっとそのままでしたが、特に問題はありませんでした。
試合中は日本人サポーターの応援歌が途切れることなく続き、会場全体の空気も良い感じ!イスラエルのサポーターもいらっしゃいましたが、私の周りのフランス語や英語を話す観客の皆さんは、日本を応援している方が多かった気がします。
ポルナレフの「シェリーに口づけ」の替え歌が聞こえてくると、なぜ、この歌が?という感じで、フランス人は不思議そうな顔をしていました。(関連記事→「シェリーに口づけ」をフランス語で歌おう!)
試合終了後。晴々としたお顔の日本チームの皆さん。素晴らしい試合をありがとうございました!イスラエルのサポーターさんと記念撮影をしている日本のサポーターさんがいらして、彼らが写真を撮っているとき、客席から拍手が自然と湧いていて心が温まりました。
いや〜、オリンピックの試合を観戦できるとは思ってもいなかったので、貴重な経験をさせてもらえたなと思いました。本当に楽しかったです!
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