数年間のリニューアル工事を終えて再び開館した、ガリエラ・モード博物館では今、ココ・シャネル初の回顧展「ガブリエル・シャネル モードのマニフェスト」展が開催されています。(→開催情報の詳細はこちら)もともとは昨年秋にスタートしたものの、コロナウイルスの影響ですぐに閉館を余儀なくされましたが、ようやく5月19日から再開されました。
この展覧会は、意外にもココ・シャネル初の回顧展。「20世紀を代表するこのデザイナーの、時を超えて愛される世界とスタイルにオマージュを捧げ、1910年から1971年までに生み出された洋服やアクセサリーなど350品が一堂に会している」と事前に聞いてはいましたが、想像をはるかに超えるアイテムの数とクオリティにただただ圧倒されました。
芸術作品のような美しさをたたえながらも、「これ、今でも全然着れる!着たい!」と思わせる先進性、モダンな感覚と類いまれな才能を前にして、もうひれ伏すしかありません。
7月18日まで開催が延長されることになりましたが、なかなか実際に訪れるのは難しい方も多いのではないか、ということで、その様子を写真でお届けしたいと思います。
ガリエラ・モード博物館は、パリ市が運営するモード専門の博物館です。ガリエラ公爵夫人の邸宅として19世紀末に建てられた美しい建築で、その庭園はパリ市営の公園として一般に開放されています。
「ガブリエル・シャネル モードのマニフェスト」展