Photo © Mattel
ルーブル美術館のあるルーブル宮の建物にある装飾芸術美術館。「生活にまつわる装飾」をテーマに中世から現代までの家具や食器、グラフィックアート、ガラス工芸など15万点のオブジェが展示されている、この面白い美術館で、バービー人形の展覧会「BARBIE」が始まりました。
この展覧会では、高校生、大学生、看護師、キャビンアテンダント、獣医、考古学者、プログラマー、カーレーサー、医師、バレリーナ、警察官、宇宙飛行士などなど、これまで150以上の職業の姿を見せたバービーが登場。さまざまなクリエイターたちとのコラボも有名で、フランスだけでもティエリー・ミュグレー、クリスチャン・ラクロワ、ジャン=ポール・ゴルチエ、アニエス・ベー、キャシャレル、クリスチャン・ルブタンなど数多くのデザイナーがバービーのためにデザインしています。
バービーがフランスの美術館で展覧会のテーマとなるのは今回が初めて。1959年に誕生したバービーの歴史とその変遷は、単なる玩具という立場を超え、60年代から現在に至る社会や文化の変化を映し出すオブジェなのです。
なお、今回の展覧会に合わせ、モード/アート/デザインを学ぶ学生たちを対象にバービーの洋服デザインのコンクール「Habille Barbie」が開催されました。入賞した12作品は展覧会内、そしてこちらのPDFで見ることができます。どれもオリジナリティがあってかわいい〜ぜひご覧ください。
なお、同じチケットで常設展はもちろん、併設のモード・テキスタイル美術館と広告博物館も見学できるのでお忘れなく!
INFORMATION
「バービー」展 / BARBIE
場所装飾芸術美術館
期間
2016年3月10日〜9月18日
開館日
火〜日 11:00〜18:00(木は〜21:00)
休館日
月、5/1
住所 →パリの地区マップ
107 rue de Rivoli 75001
最寄り駅 →メトロ路線図
Palais Royal Musée du Louvre 1、7番線
料金
通常11€、割引8.50€(常設展も含む)
パリ・ミュージアム・パス
→http://www.lesartsdecoratifs.fr/francais/musees/musee-des-arts-decoratifs/actualites/expositions-en-cours/jouets/barbie/