ジャックマール・アンドレ美術館

シャンゼリゼ大通り、凱旋門の裏手に延びるオスマン大通りにある美術館。1869年に建てられた建物は元々、銀行家アンドレと画家ジャンクマール夫妻の邸宅で、イタリア・ルネッサンスや18世紀のフランス絵画など、夫妻の収集品が収蔵されています。



入口を抜けると奥にチケット売り場があり、チケット売り場を出て裏庭に回ると、美術館の入口があります。最初の展示室に入ると、ナティエの「ダンタン公爵夫人」が目に入り、その優しい微笑みは、まるで私たちを温かく迎えてくれているようです。先に進むと、ダヴィットやフラゴナールの絵画、タペストリー、イス、テーブル、食器類などの調度品が展示され、どの部屋も洗練された雰囲気が広がります。奥には書斎(bibliothèque)があり、レンブラントやヴァン・ダイクといった巨匠の作品が並び、圧巻。2階ではイタリア絵画が多く展示され、中でもボッティチェリの「聖母子」は必見です。他にも、ヴェネチア派、フィレンツェ派の絵画を見ることができます。また、温室や音楽の間など、空間を贅沢に使った部屋もあり、建物全体が作品のようです。

食堂として使われていた部屋は、サロン・ド・テになっているので、美術鑑賞で疲れた足を休めるのにぴったり。大きなタペストリーに囲まれて、当時の華やかな様子を思い浮かべながら過ごすのも、楽しい思い出になるでしょう(キッシュなど軽食もあるので、ランチにもおすすめです)。また、ブティックではアート本の他に、ノートやカード、カップ、ろうそくなど、おみやげに喜ばれそうなグッズが揃っているのもうれしいところ。絵画鑑賞はもちろん、サロン・ド・テ、ブティックでも充実した時間を過ごせるでしょう。


INFORMATION

ジャックマール・アンドレ美術館 - Musée Jacquemart-André

住所パリの地区マップ
158 bd Haussmann 75008 (地区:シャンゼリゼ )
TEL
01 45 62 11 59
最寄り駅メトロ路線図
Miromesnil 9、13番線 徒歩4分
開館日
10:00〜18:00(特別展覧会期間中:月〜21:00)
休館日
無休
料金
12€、7〜25歳 7.5€、6歳以下無料 (常設展のオーディオガイド付き)
パリ・ミュージアム・パス
利用不可
http://www.musee-jacquemart-andre.com/
No Comments Yet

Comments are closed