パリ下水道博物館

工事のため2020年春まで休館中

セーヌ川沿い、アルマ橋のたもと(左岸側)にある博物館。エッフェル塔に見とれながら歩いていると、思わず通り過ぎてしまいそうな地味な入口ですが、地下は広く、実際に使われている下水道の一部を公開して、パリの下水の仕組みを説明しています。



(入口は、セーヌ川沿いにある白い建物。地下鉄アルマ・マルソー駅からアルマ橋を渡ると左手に見える「VISITE DES EGOUTS DE PARIS」という看板が目印。その奥にある円柱の建物がチケット売り場兼入口になっています)。
入口から地下に降りると、飲料水用のパイプ、道路の清掃などに使う浄化処理水用のパイプなど、複数のパイプが目に入ります。中には、2004年までパリにある2つの国会議事堂間で、手紙をやり取りする際に使われていた気送管(エアシューター)や、インターネット用の細いパイプも目にすることができます。
奥に進むにつれ、下水のそばを通ったりと、匂いがきつくなりますが、地上と同じ道路標示の看板があったり、「レ・ミゼラブル」(ヴィクトル・ユーゴー)でジャン・ヴァルジャンが下水道を通って逃亡する様子を描いたパネルが展示されていたりと、パリならではの光景に、思わずウキウキしてしまいました。
また、出口付近のブティックにねずみグッズが並び、フランスらしいユーモアに最後までパリの地下を満喫!貴重な体験ができるでしょう。

なお、安全衛生面から、飲食、駆け足、柵への寄りかかり、汚水・パイプ・壁への接触は避け、見学のあとは(地上に出たら)手を洗うことをおすすめします。


INFORMATION

- Égouts de Paris

住所パリの地区マップ
93 quai d’Orsay, place de la Résistance (地区: )
TEL
01 53 68 27 81
最寄り駅メトロ路線図
Pont de l’Alma RER C線 徒歩0分、Alma-Marceau 9番線 徒歩2分
開館日
11:00〜17:00(5/1〜9/30) 11:00〜16:00(10/1〜4/30)
休館日
木、金
料金
4.3€ 割引3.5€
パリ・ミュージアム・パス
利用OK
https://www.parisinfo.com/musee-monument-paris/71499/Musee-des-egouts-de-Paris
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