映画『新凱旋門物語』2026年7月17日公開

©2025 AGAT FILMS, LE PACTE

それは、建築か、思想か。
知られざる
新凱旋門の秘密

第78回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」に選出、セザール賞で8部門にノミネートされたフランス映画が、7月17日から日本公開されることになりました。ステファン・ドゥムースティエ監督の『新凱旋門物語』は、1989年にパリの北西部、ピュトー市のラ・デファンス地区に建設された「新凱旋門」こと「Grande Arche(グランダルシュ)」の誕生の舞台裏を、実力派俳優の名演と重厚かつテンポ良い演出とともに魅せる話題作。

本作の下敷きとなっているのが、サン=テグジュペリを大叔父に持つジャーナリスト、ロランス・コセが2016年に出版した『新凱旋門物語 ラ・グランダ ルシ ュ』 (草思社)。出版当時この本と出会ったドゥムースティエ監督は、詳細なリサーチによって明らかにされた知られざる逸話に魅了され、自ら脚本を執筆して映画化にこぎつけました。

ルーヴル美術館のガラスのピラミッドやコンコルド広場のオベリスク、シャンゼリゼ大通りの先にある凱旋門から一直線に連なる「パリの歴史軸」上に、新たな建築物を造りたいというミッテラン大統領の肝入りで始まった巨大なキューブ状の新凱旋門の建築。その完成の裏には、理想と政治の駆け引きに翻弄されながらも国家的プロジェクトに挑んだ、一人の名もなきデンマーク人の建築家の存在がありました。

主演に『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のクレス・バング、脇を固めるのは『落下の解剖学』のスワン・アルローと『Mommy/マミー』のグザヴィエ・ドランといった、国際的に活躍する名優たち。前例なき決断に追い込まれたひとりの建築家の葛藤に、最後まで目が離せません。

〜ストーリー〜
1983年、パリ。ミッテラン大統領はフランス革命200周年を祝う新モニュメントの建設を構想していた。国際設計コンペで選ばれたのは、無名のデンマーク人建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン。イタリア・カッラーラ産の大理石によるキューブ状のアーチと、そのふもとに雲のような屋根が浮かぶ大胆なプランは、大統領の心を射止め、彼を一夜にして時の人にした。しかし、完璧を追い求める彼の前には、予算や政治的圧力、周囲の思惑が立ちはだかる。理想を貫くか、現実に折り合いをつけるか。巨大プロジェクトの渦中で、一人の建築家が下す“ある決断”とは――。

\トリコロル・パリのおすすめポイント/

◉VFXの技術で違和感なく表現されている巨大建造物の建設中の様子がお見事!
◉ストーリーをまわしていく役どころの、俳優グザヴィエ・ドランの演技力が素晴らしい。
◉衣装やインテリア、街の風景から伝わってくる、80年代のパリの空気感が最高。
◉普段何気なく眺めている建造物の影に、こんな物語があったのか!と、今回この映画を見て本当に良かったと実感。
◉ミシェル・フォー演じるミッテラン大統領は、風貌はさほど似ていないのに、声のトーンや話し方ぶりがミッテランにそっくりで驚かされる。


©2025 AGAT FILMS, LE PACTE photo Julien Panie

映画『新凱旋門物語』

公開日:2026年7月17日(金)〜
劇場:ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
監督・脚本:ステファン・ドゥムースティエ
出演:クレス・バング、スワン・アルロー、グザヴィエ・ドラン
原作:「新凱旋門物語 ラ・グランダルシュ」 ロランス・コセ著 北代美和子訳(草思社)
原題:L’Inconnu de la Grande Arche
2025/フランス・デンマーク/フランス語・英語・デンマーク語・イタリア語/106分/1.37:1/5.1ch 
字幕:齋藤敦子
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ、デンマーク王国大使館
協力:ユニフランス
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:https://mimosafilms.com/thegreatarch
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