
ときには可愛らしかったり、味があったり、歴史を感じたり…パリを歩いていると出会う、街角のさまざまな風景を、パリに暮らす日本人イラストレーターmarineさんの手描きのイラストとともにお届けします。

21. Glacier
アイスクリーム屋さん
「「パリところどころ」第22回は、アイスクリーム屋さんです。パリのアイスクリームと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやはり、サン・ルイ島の老舗、「ベルティヨン」。どのアイスも絶品ですが、サロン・ド・テで食べられるパフェ「メルバ」がおすすめ。たっぷりのホイップクリームに、イチゴや木イチゴ、フランボワーズ、桃、マロングラッセなど季節によってトッピングが変わるパフェで、幸せな気分になる味です。
パリには、他にも昔からある老舗から、イタリアンジェラートのチェーン店まで、本当に数多くのアイスクリーム店があり、フランス人はアイスが好きなんだなあと実感します。とりわけ猛暑が続く今年は、人気店の前に長い行列ができているのをよく目にします。
そしてここ最近、パリでは新たなアイスクリームブームが到来。若い世代が新しい感性で作る、おいしいアイスクリームが食べられるお店が増えています。そういうお店はバニラやチョコレートなどの定番を必ずそろえればならないという固定観念はありません。旬の食材を使って、そのとき作りたいフレーバーだけを置いているので種類は少ないけれど、入れ替わりも早いので飽きません。また、遅い時間まで開いていて、晩ごはんや、一杯飲んだあとに楽しめる店も増えました。
今回まりんさんが描いてくれたのは、そんな新世代を代表する「JJ Hings」。オーナーは、中国系ニュージーランド人のジュリアとアルザス出身のギヨーム。どちらも元はパティシエで、サン・マルタン運河のすぐそばにこの店を2023年オープンしました。スイートコーン&チリやほうじ茶&キャラメル、ニュージーランドの国民的フレーバーである「ホーキーポーキー」など、クリエイティブなアイスが評判を呼び、連日行列の絶えない人気店。フレーバーが定期的に変わるので、何度でも通いたくなる店です。
|JJ Hings |
住所:46 rue Bichat 75010
Instagram:@jjhings
⌘ イラストレーター
下山真鈴 Marine Shimoyama
東京生まれ、パリ在住。アパレルブランドのPRを経て、2006年に渡仏。パリでグラフィックアートを学んだのち、イラストレーターとして活動を開始。フランスと日本で、アパレル・コスメ関連のイラストや、雑誌やウェブサイトの挿絵などを手がける。パリの日常で見かけるおしゃれなパリジェンヌをイラストで紹介するブログ「パリウォッチ」をMadame Figaro Japonのウェブサイトで連載中。














