フランス印象派を代表する画家、ルノワールの展覧会が東京の国立新美術館で開催されます。パリのオルセー、オランジュリーの両美術館との共同主催で、今までにない見どころがたくさん詰まった展示内容になっています。
なんといっても、今回が日本初上陸となる「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が一番の目玉でしょう。印象派最高傑作と名高いこの作品を、生で鑑賞できる貴重なチャンスです。ほかにも、晩年の大作「浴女たち」が初来日したり、「都会のダンス」と「田舎のダンス」が45年ぶりに展示されたりと、ルノワールの全貌を代表作とともにたどります。
展示会の詳しい内容はこちらのページでご覧いただけます。ちなみに、「ぶらんこ」を描いた庭のあるルノワールのアトリエは、現在「Musée de Montmartre モンマルトル美術館」として見学することができ、私たちの新刊『テーマで選べる かんたん1日パリめぐり』でも大きく紹介しています(P112)。そしてもちろん、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の舞台となったダンスホールは今もレストランとして利用できます。パリにいらっしゃる機会のある方は、ゆかりの場所も併せて鑑賞するとより一層楽しめると思います。
画像:《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》(部分)1876年 油彩/カンヴァス 131.5×176.5cm オルセー美術館 © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt / distributed by AMF
INFORMATION
/ Renoir
場所国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
期間
2016年4月27日(水)〜 8月22日(月)
開館日
月・水〜土10:00〜18:00、 金・8月の土曜は20時まで
休館日
毎週火曜日 *ただし5月3日(火・祝)、8月16日(火)は開館
住所 →パリの地区マップ
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
最寄り駅 →メトロ路線図
千代田線「乃木坂駅」または大江戸・日比谷線「六本木駅」
料金
一般1600円、大学1200円、高校800円
パリ・ミュージアム・パス
→http://renoir.exhn.jp/