Martin Margiela, Collection du Palais Galliera, musée de la Mode de la Ville de Paris. © Françoise Cochennec / Galliera / Roger-Viollet
ベルギーを代表するファッションデザイナーのひとりで、2008年に引退したマルタン・マルジェラの回顧展がパリで初めて開催されます。本人の写真やインタビューはなく、謎に包まれた人物でもあるマルタン・マルジェラが手がけた1989年春夏コレクションから2009年春夏コレクションまでのおよそ130点の服やショーの映像などを通して、現代ファッション界に大きな影響を与えたこのデザイナーの功績を称えます。
マルタン・マルジェラは1980年にアントワープ王立芸術学院を卒業後、ジャン=ポール・ゴルチエのアシスタントを経て、1988年に「メゾン・マルタン・マルジェラ」を設立しました。まさに「服とは何か」を問うような、「衣服の破壊と再構築」というコンセプチュアルな服づくりが特徴的でした。駐車場や倉庫、メトロの駅、空き地をパリコレの会場に選ぶなど、既成概念を崩す姿勢は最後まで変わりませんでした。
INFORMATION
「マルジェラ/ガリエラ、1989-2009」展 / MARGIELA / GALLIERA, 1989-2009
場所ガリエラ・モード博物館
期間
2018年3月3日〜7月15日
開館日
火〜日 10:00〜18:00(木〜21:00)
休館日
月、5/1
住所 →パリの地区マップ
10 avenue Pierre 1er de Serbie 75116
最寄り駅 →メトロ路線図
Iéna、Alma-Marceau 9番線
料金
10€、割引8€、17歳以下無料
パリ・ミュージアム・パス
→http://www.palaisgalliera.paris.fr/en/exhibitions/margiela/galliera-1989-2009