レピュブリック広場からすぐ、濃紺のファサードが目印の「HABILE.」は、シェフのエリックが腕を振るうレストランと、デザイナーのカミーユが手がける洋服のショップが1つになった、ちょっと面白いコンセプトのお店。
エリックが理想的なエプロンを求めてカミーユにデザインを頼んだことがきっかけで、そこからユニセックスな洋服のコレクションが誕生。こうして2021年6月に、素材のクオリティの良さや、エコであること、心地の良さなどの共通するコンセプトを、食と服で表現するこのお店がオープンしました。
地上階のレストランは天井が高くて広々としてとにかく気持ちがいい!インテリアからクッションのデザインまで、すべて自分たちで手がけたというこだわりの空間です。
アラン・デュカスやギー・サヴォワなどの名店、そしてアメリカなど海外でも経験を積んできたエリックさんが、最終的にたどり着いたのは、複雑すぎる味の組合せを追求することではなく、素材の良さを最大限に生かしたシンプルに美味しいお料理。旬の食材を使うため、メニューの内容は毎月変わります。リーズナブルなランチセット(12:00〜15:00)は2品23€、3品29€。その後も23時までノンストップで営業していて、アラカルトのメニューから選べます。
予約時に指定すれば、眼の前でシェフが料理をしてくれる特等席(La table du chef)で、7品からなるシェフのおまかせコース(75€)もいただけます。
6月のお料理の例
フェンネル・玉ねぎ・トムチーズ
鱒のグラヴラックス・インゲン・鱒の卵・エシャロット
鳩もも肉のコンフィ・グリーンピースのピュレ
イチゴのシャーベット&ガスパッチョ
地下には大きなカーヴがあり、300種類ものワインがずらりとそろっています。フランスが誇る名門のワインからナチュールワインまで、ワイン好きも納得のセレクトです。
歴史を感じさせる丸天井の地下には個室スペースもあり、大人数のグループでゆっくり食事をしたいときに便利。(16〜18人)
食事の後は、階段を上って、ワークウェアからインスパイアされたというカミーユが手がけるお洋服を見に行きましょう!ジャケット、パンツ、サロペット、スウェット、ニット、Tシャツ…すべてユニセックスで、機能的なのにオシャレ。100%天然素材を使い、熟練の職人さんたちが手作りしています。飽きたらすぐ買い替えてしまうようなファストファッションとは対極で、流行に左右されず、ずっと着続けたいと思える服を届けたい、という願いが込められています。
洋服のほかにも、カミーユのお父さんが南仏で作っているオリーブオイルや、信頼する生産者のビネガーや塩など、下のレストランで使われている食材も見つかるので、グルメなおみやげ探しもできますよ。
INFORMATION
HABILE. - アビル
住所 →パリの地区マップ16 rue de Lancry 75010 (地区:レピュブリック・サンマルタン運河)
TEL
01 44 63 82 62
最寄り駅 →メトロ路線図
Jacques Bonsergent 5番線、République 3、5、8、9、11番線
営業日
火-土 11:00-23:00(ランチコース12:00-15:00)
定休日
日、月
カード
Visa, MASTER
予算
昼2品23€、3品29€、アラカルト前菜9€〜、メイン24€〜、デザート8€〜、シェフのおまかせコース75€
→https://habile.com
他店舗
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