【訃報】フランス人俳優ギャスパー・ウリエルがスキー事故のため死去

AFP/ANNE-CHRISTINE POUJOULAT

フランス人俳優のギャスパー・ウリエル(Gaspard Ulliel)がスキー事故による頭部損傷のため、2022年1月19日に亡くなりました。37歳の若さでした。

家族の発表によると、前日の18日に家族と訪れたサヴォワ県のスキー場で、別のスキーヤーと衝突事故に遭い、グルノーブルの病院に緊急搬送されましたが、翌19日に息を引き取りました。これからますますの活躍を期待されていた実力ある人気俳優だっただけに、多くのフランス人が衝撃を受け、突然の別れに惜しむ声が上がっています。




エマニュエル・ベアールと共演し、大きな注目を浴びた2003年の作品『かげろう(Les égarés)』(アンドレ・テシネ監督)を皮切りに、翌年、当時『アメリ』で大人気だったオドレイ・トトゥと共に『ロング・エンゲージメント(Un long dimanche de fiançailles)』(ジャン=ピエール・ジュネ監督)に出演し、その年のセザール賞の若手男優賞を獲得。その後も、『ハンニバル・ライジング(Hannibal Lecter : Les Origines du mal)』での若きレクター役、『サンローラン(Saint Laurent)』のイヴ・サンローラン役など、数々の話題作に出演してきました。そして、2017年には、グザビエ・ドラン監督の『たかが世界の終わり(Juste la fin du monde)』でセザール賞の主演男優賞に輝きました。その美しい顔立ちで、シャネルの香水の広告をはじめ、ファッション・アイコンとしても活躍していました。

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個人的にもとても好きな俳優さんだったので、こんなにも突然亡くなってしまったなんて、信じられない気持ちでいっぱいです。美少年の役も、影のある青年の役も、幅広く演じ分けられる魅力的な人で、これから歳を重ねて円熟味を増してゆくギャスパー・ウリエルを楽しみにしていました。本当に残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。

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