さようなら、アンナ・カリーナ!

デンマーク出身でフランス映画のヌーヴェルヴァーグ時代のミューズ的存在として活躍した女優アンナ・カリーナ(Anna Karina)が12月14日(土)、癌によりパリで亡くなりました。79歳でした。

本名Hanne Karin Blarke Bayer、デンマークでの複雑な家庭環境から逃げるようにしてパリに来た彼女を見初めたのはココ・シャネル。アンナ・カリーナという芸名はシャネルが名付け親でした。以降、ジャン=リュック・ゴダールの数々の映画に主演し、一時は結婚していたことも。歌手としても活動し、セルジュ・ゲンズブールやフィリップ・カトリーヌとの作品が印象深いです。



射抜くような強い眼差しとあどけなさを残すキュートなルックスは、フランスはもちろん日本でも大人気で、当時のヌーヴェルヴァーグ映画を知らない若い世代にも愛され続けるアイコンでした。

11月に亡くなったマリー・ラフォレに続き、憧れだったスターたちが旅立っていくのは本当に寂しいですが、作品の中で生き生きと喋り、歌い、踊るアンナ・カリーナの姿を見てこれからも楽しませてもらいます。ありがとう、アンナ・カリーナ!

【アンナ・カリーナの主な出演作品】
『小さな兵隊』
『女は女である』(ベルリン国際映画祭女優賞受賞)
『はなればなれに』
『アルファヴィル』
『気狂いピエロ』
『アンナ』




【気狂いピエロより Pierrot le fou (1965) – Qu’est ce que je peux faire?】

【はなればなれにより Bande à Part】
マジソンダンスは永遠です!タランティーノのプロダクション名の元ネタとしても知られる映画

【Sous le soleil exactement】

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