新型コロナウイルスの問題について、フランス政府の発表に基づいて、フランス国内の状況を随時お伝えします。
フランスのコロナ関連最新データ
(フランス政府サイト参照)
新規感染者数・直近7日間平均 933 名
7日間で25.66%減
(2023年6月27日更新)
新規入院者数・直近7日間平均 56 名
7日間で23.29%減
(2023年6月30日更新)
新型コロナウイルス関連情報
2022年5月11日(水)更新
2022年5月16日(月)から
- 公共交通機関でのマスク着用義務が解除されます。
- 残るコロナ関連の規制:
・陽性になった後の隔離
・医療機関でのマスク着用義務と衛生パス提示義務
・医療従事者のワクチン接種義務
2022年3月14日(月)から適用される変更
- 3月14日(月)より、医療機関を除く大半の施設(長距離列車、レストラン、カフェ、映画館など)への入場にワクチンパスが不要となります。医療機関のみ衛生パス(ワクチン証明または陰性証明)が必要です。
- 3月14日(月)より、公共交通機関と医療機関を除くすべての場所の屋内でのマスク着用義務が解除されます。
2022年2月28日(月)からマスク着用ルール変更
2月28日(月)より、ワクチンパス必須の場所では屋内でのマスク着用義務がなくなります。
・レストラン
・バー
・映画館
・図書館
・コンサート会場
・スポーツジム
ただし以下の場所では引き続きマスク必須です。
・公共交通機関(飛行機・電車・バス)
・オフィス(オープンスペース、会議室)
・病院、高齢者施設
・商業施設
・公共機関
2022年2月11日(金)保健相の発表
2月28日(月)より、ワクチンパス必須の場所では屋内でのマスク着用義務がなくなります。
・レストラン
・バー
・映画館
・図書館
・コンサート会場
・スポーツジム
ただし、電車、バス、飛行機などの公共交通機関内では引き続きマスク着用は義務。
2022年1月20日(木)首相・保健相の会見
- 1月24日(月)から衛生パスがワクチンパスに移行。
24時間以内の陰性証明ではパスを取得できず、ワクチン接種を完了した者のみがレストラン、映画館、スポーツ施設、美術館、劇場、コンサート、フェスティバルその他に入場できる。ただし12〜15歳の子供はこれまでどおり衛生パスを適用する。
2月15日までに1回目接種を行った人には、その後28日以内に2回目接種を受けること、24時間以内の陰性証明を提示することを条件に、特別にワクチンパスが発行される。 - 2月2日(水)から:
○屋外でのマスク着用義務を終了。
○屋内・屋外ともに集会の人数の上限ををなくす。
○カフェやバーでの立食を解禁。
○テレワークの義務をなくす。 - 2月16日(水)から:
○ディスコの営業再開。
○立見のコンサート解禁。
○スタジアム、映画館、公共交通機関での飲食を解禁。
○カフェやバーでの立食を解禁。 - 学校の冬休み後から、幼稚園・小学校でのマスク着用などいくつかの規制が緩和される可能性がある。なお、冬休み最終日は地方により2月21日、2月28日、3月7日のいずれか。
- 1月24日(月)より、12〜17歳の子供のブースター接種が全面的に可能になる。
2022年1月3日(月)以降の新たな対策
- デルタ株、オミクロン株に関わらず陽性者と接触者の隔離期間が次のように変更されました。
<ワクチン接種済+陽性>
陽性判定から7日間隔離
ただし5日目以降PCRまたは抗原検査で陰性判定の場合は隔離解除できる
<ワクチン未接種+陽性>
陽性判定から10日間隔離
ただし7日目以降PCRまたは抗原検査で陰性判定の場合は隔離解除できる
<ワクチン接種済+濃厚接触>
直ちに検査、陰性の場合は隔離の必要なし
ただし2日目、4日目に自己検査キットで検査
<ワクチン未接種+濃厚接触>
直ちに検査、結果に関わらず7日間隔離
最後に陽性者と接触した日から7日後に2回めの検査 - 公共交通機関(電車・飛行機・タクシーその他)、スポーツ施設、図書館、屋内市場、宗教施設、駅、空港などでのマスク着用を6歳以上から義務とする(これまでは11歳以上)
- 幼稚園・小学校で陽性者が出た場合、そのクラスの生徒全員がまずすぐにPCRまたは抗原検査をし、陰性なら登校を再開できる。ただし、その2日後と4日後に検査(自己検査キットを使い、結果は自己申告でOK)して陰性を証明しなければならない。7日間に3人の陽性者が出た場合、学級を閉鎖する。
- 屋外での集会は最大5000人まで、屋内は2000人までとする。立見のみのコンサートを禁止する。
- カフェやバーでの立食を禁止する。
- 映画館、劇場、スポーツ施設、公共交通機関(長距離含む)などでの飲食を禁止する。
- ディスコは引き続き3週間閉鎖。
- 18歳以上のすべての人を対象に、2回目接種から4ヶ月以内にブースター接種をしていない場合、2月15日から衛生パスが無効となる。
2021年12月29日(水)
12月31日(金)より、パリ市内およびシャルル・ド・ゴール空港、オルリー空港周辺では屋外もマスク着用を義務付ける。ただし、ブローニュの森・ヴァンセンヌの森の中、自転車、二輪車、自家用車に乗っている人や、ジョギングなどのスポーツ中の人もマスク着用は義務ではない。
2021年12月27日(月)カステックス首相・ヴェラン保健相の会見
- 引き続き第5波が続いており、デルタとオミクロンが重なっているので注意が必要である。フランスでは10万人あたりの感染者数が700を超え、これまでで最大となった。入院患者数も増えている。
- 感染や重症化を防ぐための最大の対策はワクチン接種である。重症患者の多くがワクチン未接種または1回目のみ接種の人である。明日(12月28日)から1回目または2回目接種から3ヶ月で2回目または3回目接種が可能になる。
- 法律が可決されれば来年1月15日から有効な衛生パスはワクチン接種証明のみとなる。偽物パス使用者の処罰はより厳格化する。
- 現在はワクチン接種証明のほか24時間以内の陰性証明で取得できる衛生パスだが、来年1月以降は新しく法律を作り、有効な衛生パスはワクチン接種証明のみとなる予定。
- 12月31日を含め、夜間外出禁止の再開は現時点では行わないが、大人数で集まらない、物理的距離をとる、手洗い、咳エチケットなどの対策はこれまでどおり徹底してほしい。
- 学校のクリスマス休暇は予定どおり1月2日まで、1月3日から授業を再開する。
- 屋外での集会は最大5000人まで、屋内は2000人までとする。
- 立見のみのコンサートを禁止する。
- カフェやバーでの立食を禁止する。
- 1月3日(月)から最低3週間、映画館、劇場、スポーツ施設、公共交通機関(長距離含む)などでの飲食を禁止する。
- 企業における最低週3日のテレワークを義務化する。
2021年12月17日(金)カステックス首相の会見
- クリスマスや年末に向けて、大人数で集まるのをできるだけ避けてほしい。家族での集まりの前には検査をしてほしい。
- 屋外での大人数の集まりや公道での飲酒は禁ずる。
- 12月31日の花火や野外コンサートは禁止。
- 現在はワクチン接種証明のほか24時間以内の陰性証明で取得できる衛生パスだが、来年1月以降は新しく法律を作り、有効な衛生パスはワクチン接種証明のみとなる予定。
- 来年1月3日より、ブースター接種は2回目接種の4ヶ月後から可能になる(現在は5ヶ月)。
- オミクロンはヨーロッパでかなり速く広がっており、2022年初めには主な感染がオミクロンによるものになる見込み。ただしオミクロンがデルタよりもより危険であるとは言えないようで、ワクチン接種によって重症化を防ぐことが有効である。
2021年12月6日(月)カステックス首相・ヴェラン保健大臣の会見
- 幼稚園・小学校の感染対策レベルを3に上げ、小学校では屋内だけでなく屋外(校庭)でもマスク着用が義務となる。また、体育の授業はマスクを着用しながらできる運動に限る。
- 12月10日(金)から4週間ディスコを閉鎖する。
- 65歳以上のブースター接種はどのワクチンセンターでも予約なしで可能。
- 5〜11歳のワクチン接種は12月末から始まる予定。
- ワクチン未接種の人がこれから1回目の接種をする場合はどのワクチンセンターでも予約なしで可能。
- できるかぎりテレワークを増やしてほしい(週2〜3日目安)
2021年11月25日(木)ヴェラン保健大臣その他の会見
- 第5波が世界を襲っているが、新規感染者の67%がヨーロッパである。
- ドイツやオーストリア、オランダなど感染状況が急激に悪化している国と比較するとフランスは比較的抑えられ、病院の状況はまだ逼迫していないが、新規感染者、入院患者、週の10万人あたりの新規感染者などすべての数値が急増しているのは確かである。
- このようにフランスで第5波の影響が抑えられているのは12歳以上の88%がワクチン接種を完了していることが大きい。ここまで接種率が高くなければ、現時点でロックダウンなどのより厳しい対策をとらざるを得なかった可能性が高い。ワクチン未接種者の入院者数は接種者の8倍というデータが出ている。12歳以上で未接種の国民にも改めて接種を呼びかけたい。
- もちろんワクチンだけではなく、マスク着用、空気の入れ替え、ソーシャルディスタンスの確保、手洗いの徹底など、すべての感染対策が大切であり、もう一度気を引き締める必要がある。
- 一定の時間が経過するとワクチンの効果が下がるため、18歳以上は11月27日から、2回目接種から5ヶ月以降に3回目のワクチンを接種してほしい。ファイザー、モデルナ共に、全国のワクチンセンターはもちろん、個人の医師、薬局、助産婦など多くの医療関係者に接種してもらうことができるので今から予約を始めてほしい。当初は予約が殺到することが予想されるが、必要量以上の在庫を確保しているので安心してほしい。
- 衛生パスが有効であるためには、
●65歳以上や重症化リスクの高い人:2021年12月15日から3回目接種証明が必須
●18歳以上で、2回目接種から7ヶ月以上が経過した人:2022年1月15日から3回目接種証明が必須
●11月29日以降、ワクチン未接種者の衛生パスには24時間以内のPCRまたは抗体検査の陰性証明が必須 - 衛生パス適用の有無に関わらず、すべての屋内公共施設でのマスク着用を義務とする。屋外のマスク着用も必要に応じて決定する。全国のクリスマスマーケットでは衛生パスを必須とする。
- 5〜11歳のワクチン接種については検討中。早くても2022年以降になる。
<学校について>
- できる限り休校を避けて教育の権利を守ることが変わらない目標である。
- 12〜17歳のワクチン接種率は75%、教職員は88%で、ヨーロッパで最も高い国の1つ。また、クラスに陽性者が出てもワクチン接種済の生徒は登校を続けられるため、中学・高校の学級閉鎖のケースはほとんど出ていない。
- 一方、幼稚園・小学校はクラスに1人でも陽性者が出ると学級閉鎖にする方針のため、現時点で全国で8500のクラスが閉鎖になっている。生徒や保護者へのさまざまな負担を考慮して、陽性者が出た場合の対応を来週半ば以降、次のように変更する:
クラスで陽性者が出る→陽性の生徒は自宅待機・遠隔学習→クラスの他生徒全員が検査を受け、陰性の生徒のみ登校を許可。
なお、未成年のPCRまたは抗原検査は今までどおり無料。
2021年11月19日(金)
- 感染状況を考慮して、11月15日(月)より再び全国の小学校でのマスク着用が義務となりました。
2021年11月9日(火)マクロン大統領の会見
- WHOはヨーロッパで第5波が始まったと報告した。フランスは隣国よりは感染を抑えているものの、ここ1週間で10万人あたりの感染者数がぐんと増えており、警戒が必要である。
- フランスでは5100万人がワクチンの2回目接種を完了しており、世界でも高い接種率である。しかし、ワクチン接種が可能な12歳以上で未接種の人がまだ600万人いる。ワクチン接種前と接種後では、入院の確率が11分の1となる。自由に普通の生活を送るために、これらの人々にはワクチン接種を強くお願いする。
- ワクチン接種後6ヶ月以降は抗体量が低下することがわかっているので、65歳以上の人や、重症化リスクの高い人は今すぐ3回目接種をしてほしい。インフルエンザのワクチンと同時に接種することも可能である。12月15日からは、65歳以上の人および重症化リスクの高い人の衛生パスポートには3回目接種が義務となる。
- 12月からは50〜65歳の3回目接種を進める。
- 第5波を乗り切るにはワクチンだけでは十分ではなく、手洗いや咳エチケットなど日々の感染対策、屋内・学校でのマスク着用など必要な対策を継続する。
2021年11月7日(日)
感染状況が改善された(週の新規感染者数が10万人あたり50人未満となった)県では小学校でのマスク着用義務が解除されていましたが、11月8日から再びマスク着用が義務となる県が増えました。
小学校でのマスク着用が義務なのは以下の地図の黄色(Niveau 2)の県とMayotteを除く海外県のすべてです。
PCR検査・抗原検査の有料化
2021年10月15日より、ワクチン未接種で医師の処方箋を持たない成人のPCR検査および抗原検査は有料になりました。
・目安の金額:抗原検査22€/PCR検査44€
・引き続き無料で検査を受けられる人:
未成年、ワクチン接種証明を持つ成人、医師や助産婦による検査の処方箋を持つ人、アレルギー等が原因でワクチン接種できない人、濃厚接触者と指定された人、オレンジ/レッドゾーンの国から帰国して隔離期間を終えるために検査が必要な人など
2021年9月30日(木)アタル報道官の会見
2021年10月4日より、週の新規感染者数が10万人あたり50人未満となった以下の47の県(地図内の青色の県)では小学校でのマスク着用義務が解除されます。また、美術館や映画館、劇場などの集客施設の収容人数の上限もなくなります。 (地図 © Le Parisien)
2021年9月27日(月)現在・フランス入国関連情報
<EU加盟国からのフランス入国>
次のいずれかを提示すれば検査や隔離なしで入国が可能(11歳以下は不要)
・ワクチン接種証明(2回目接種から7日後/1回接種型ワクチンは28日後/コロナウイルス感染歴のある人は1回目接種から7日後から有効)*
または
・72時間以内に実施したPCRまたは48時間以内に実施した抗原検査の陰性証明
*ワクチン接種証明の有効性に関する条件は以下もすべて同じ。
対象ワクチン:Pfizer/BioNTech, Moderna, AstraZeneca, Johnson & Johnson (Janssen)
<その他の国からのフランス入国>
- グリーンゾーンの国
日本、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、スイス、アルバニア、アンドラ、バチカン、サンマリノ、オーストラリア、バーレーン、ブルネイ、カナダ、チリ、コモロ諸島、香港、ヨルダン、コソボ、レバノン、ニュージーランド、北マケドニア、サウジアラビア、セルビア、シンガポール、韓国、台湾、ウクライナ、ウルグアイ、バヌアツ
→ワクチン接種証明または72時間以内に実施したPCRまたは抗原検査の陰性証明があれば検査や隔離なしで入国可能(11歳以下は不要) - オレンジゾーンの国
グリーン&レッド以外のすべての国
→ワクチン接種証明(2回目接種から7日後/1回接種型ワクチンは28日後/コロナウイルス感染歴のある人は1回目接種から7日後から有効)*
または
→ワクチン未接種の人は緊急な要件でのみ入国を許可。72時間以内のPCRまたは48時間以内の