© RATP
今日は4月1日、エイプリルフールですね〜。フランス語では「4月の魚 Poisson d’Avril」と呼びます。(→詳しくはフランスゴログをチェック!)
大人も子供もちょっとしたいたずらをしたくなってしまうこの日、パリのメトロ駅のいくつかで、駅名表示が面白いことになっていましたので、RATPの公式サイトにある真面目な解説とともに、ご紹介したいと思います。
<本当の駅名><エイプリルフール・バージョン>
フランスにある山脈の宣伝が80年間「ピレネー」に偏っていたため、このたび、駅名を「アルプス」に変更しました。次回の変更は2096年で、「ジュラ」が予定されています。
著作権の問題により、「アレクサンドル・デュマ」駅は「三銃士」に変更となりました。
「電信」はもう古臭いですね。インテリジェント・シティのリーダーとして、「電信」駅は「#ツイート」駅になりました。RATPのツイッターアカウントもフォローしてね。
パリ市からの依頼により、パリ・プラージュを1年中開催するため、「水の城」駅は「砂の城」駅となりました。
パリの地下鉄には子供の世界が足りないので、童謡と同じ「Cadet Rousselle」駅となりました。(→童謡の動画はこちら)
文化政策の一環として、「クリメ」駅は「シャティマン」駅になりました。あ、意味がわからないですよね。「クリメ・シャティマン」→「クリム・エ・シャティマン」→ドストエフスキーの「罪と罰」です!ダジャレです!
「モンソー」駅は「マ・ペル」駅になりました。「モンソー」→「モン・ソー」→「私のバケツ」。「マ・ペル」→「私のシャベル」。はい、またダジャレです。でもそれだけではありません。このモンソー駅は唯一、人力で穴を掘って作られた駅なのだそうですよ。
漁業を応援するため、「サン・ジャック」駅は「コキーユ・サン・ジャック」駅になりました。そう、「帆立」駅です。
「アンヴェール」駅名は逆さまに(ア・ランヴェール)になりました。お隣の国ベルギーのユーモアへのオマージュです。(注:アンヴェールはベルギーの都市アントワープのことです)
「パルマンティエ」駅はわかりづらいので、「じゃがいも」駅になりました。アントワーヌ・パルマンティエが、じゃがいも食用の普及に貢献した人だということを誰も覚えていないですよね。
パリは毎日が祭り!というわけで「オペラ」駅は「アペロ」駅になりました。「アペロ」とは「アペリティフ=食前酒」のことで、夕食の前に、軽くおつまみを食べながらお酒を飲むフランスの習慣もこう呼びます。
リアルタイムに対応するため、これから「9月4日」駅は毎日駅名が変わります。今日はもちろん「4月1日」駅です。