光のシャルトルに行ってきました!

パリのモンパルナス駅から1時間ほどのところに位置するシャルトルは、ユネスコ世界遺産に指定されゴシック建築の傑作と名高いシャルトル大聖堂があることで知られる中世の町。トリコロル・パリの本『歩いてまわる小さなパリ 日帰り旅行も!』でも紹介している、観光におすすめのパリ近郊スポットです。



今年で11回目を迎える「Chartres en Lumières 光のシャルトル」は、4月末から10月末にかけてシャルトルの主要モニュメントをはじめ、町のいたる所をライトアップやマッピングで飾る光と音のアート・イベントです。シャルトルには取材や個人旅行で何度か訪れているものの、いつも昼間に散策するばかりで、いつか夜のイルミネーションを見てみたい…と願い続けていました。それがこの春休み、シャルトル近郊の友人宅にお邪魔することになり、ついに念願のイベントを体験することができました!

今年は4月12日〜10月12日まで開催で、29ものモニュメントやスポットが光と映像で彩られます。大聖堂はもちろん、庭園、美術館、図書館、協会、旧市街のパブの壁、ウール川沿いの橋と、見どころがたくさん。道に埋め込まれた青いライトを目印に進んで行くと、すべてのライトアップが見られる仕組みになっています。今の季節は夜9時頃には暗くなりますが、これから夏に向けてどんどん日が長くなるので、夜空に輝く光を満喫するには夜10時頃からスタートするのが良いかもしれません。すべての箇所を回ると2時間はかかると思います。パリから来られる方は、シャルトルに泊まる必要があるので前もってホテルの手配をしておくことをおすすめします。

〔シャルトル大聖堂と庭園〕

このイベントのメインとなるのは、やはりシャルトル大聖堂。2つの塔がそびえる側面、ステンドグラスの薔薇窓がある側面、庭の入り口に面した側面と、3つの壁面に異なるマッピングが施されています。荘厳な大聖堂に、音楽とともに映し出される色とりどりの映像で、まるで建物が生きているかのような錯覚を覚えます。庭園のイルミネーションもとても素晴らしいので、大聖堂と併せてぜひご覧ください。

〔その他のスポット〕

道に埋め込まれたブルーのライトを辿りながら、教会や図書館、ウール川沿いの橋など、ライトアップされているスポットを巡りましょう。夜がふけてくると案外寒いので、温かい格好をしていくと良いですよ。

〔動画で楽しむ〕

行きたいけどすぐに行けない!という人は、美しいマッピングの数々を動画でご覧ください。

● シャルトルへのアクセス

パリのモンパルナスSNCF国鉄駅からTERに乗ってシャルトル駅下車。約1時間弱。
詳細はトリコロル・パリの本『歩いてまわる小さなパリ 日帰り旅行も!』をご覧ください。

● 詳細情報

Chartres en Lumières 2014 光のシャルトル
4月12日〜10月12日 夜 毎日 無料
9月20日(21〜1時)はLa Fête de la Lumièreが開催され、さらに多くの光のパフォーマンスでにぎわいます。
公式サイト

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