凱旋門からナシオン駅まで、パリを東西に横断するメトロ6番線に、車内放送で歌い出す運転手さんがいるらしいという噂は耳にしていたのですが、その人がまたやってくれたようです(笑)動画を発見したのでどうぞ。
モンパルナス近くのEdgar Quinet駅で6番線の車両が緊急停車。運行が再開するまでの時間に、運転手さんが車内放送で歌い始めます。最初はIl était une fois(イレテチュヌフォワ)というグループの、J’ai encore rêvé d’elle(夢見るひと)。1975年発売なのでだいぶ古い曲ですが、とても有名な歌です。
ちなみに本物はこちら↓
歌い終わると、「手袋つけたまま拍手してくれてありがとう」とMCが始まります(笑)
「みなさん、今日もお仕事はハードでしたか?」
「大丈夫、大丈夫、ほら、僕もまさにその真っ最中ですけどね」
「ていうかこの分だと残業ですけどね」
「でもま、文句はやめましょう。もっとひどいことありますからね」
「じゃあもう一曲いきますか?みなさんも一緒に歌ってくださいね」
「まず手袋を脱いでから、手拍子をお願いしますね」
…で乗客ノリノリに…(笑)
そして今度は80年代のヒット曲Remind me(Womack & Womack)を歌い始めました…
動画はこれで終わりですが、このままいくと次は90年代の歌を歌っていたのでしょうかね…
この動画をアップした人は、「このごろ暗い出来事が続いているけど、ほんの数分間でもみんなの心をハッピーにしてくれた」とコメントしています。メトロが何らかの理由で緊急停車して数分間待たされるというのは比較的よくあって、まったく嬉しいことではありませんが、それが6番線でこの運転手のいるメトロだったら大当たり!ですよね。