1月6日のエピファニー(公現祭)の日に食べるならわしとなっている、ガレット・デ・ロワ(galette des rois)。クリスマスが終わるとどんどんお店に並ぶので、毎年1月6日まで待てずに食べてしまいます。近頃は日本でもガレットが入手できるようになってきたそうなのでご存知かもしれませんが、パイ生地のなかにフランジパンと呼ばれるアーモンドのクリームが入った素朴な味わいの丸い焼き菓子です。ガレット・デ・ロワに関しては昨年のトリコロル・パリの記事が詳しいのでぜひ読んでいただくとして…
ここ数年は伝統的なアーモンドクリームだけでなく、さまざまな味わいのクリームを入れたガレットも増えてきました。サダハル・アオキさんなら抹茶&小豆、メゾン・デュ・ショコラならチョコレートクリーム、ピエール・エルメの今年の新作はレモンクリームなどなど…どれも個性的で美味しいのですが、個人的にはやはり、クラシックなアーモンドクリームのものが一番好きです。そこで今年最初のガレットは、昨年オペラ地区に2号店が誕生したセバスチャン・ゴダールにしてみました。伝統的なパティスリーを作らせたらこの人!というシェフなので楽しみにしていたのですが、やはり期待どおりでした〜。食べた瞬間にふわっととけるようなパイ生地の軽さ、上質なバターの味わい、そしてバニラの香りがとても上品なアーモンドクリーム…いくらでも食べられそう。絶品です。4人分のサイズで23.20€。