パリの街をさまざまな数字(高さ・長さ・大きさ)から見てみるシリーズ第7回目は、「一番大きい地下鉄の駅」のお話。
一番大きいパリの地下鉄の駅
一番大きいのは…Châtelet – Les Halles駅
パリの地下鉄駅で一番大きいのはまさにパリのど真ん中にある「Châtelet – Les Halles(シャトレ・レ・アール)駅」。メトロの1・4・7・11・14番線とRER A・B・D線が通り、毎日およそ80万人が利用します。
ここは古くは12世紀の昔から「パリ胃袋」として機能していた市場(Les Halles=レ・アール)があった場所。その中央市場(Les Halles)が1971年に郊外に移転したことで、代わりにショッピングセンター(Forum des Halles=フォーロム・デ・アール)を併設した大きな地下鉄駅が1977年に誕生しました。
1970年代の建物で、構造が複雑でわかりにくい、アクセスしづらいなど、さまざまな問題点を抱えていたこの駅とショッピングセンター、隣接する公園のリニューアル工事が2010年から始まり、2017年に完了しました。