8月後半、ようやく1週間のプチ・バカンスが取れて、ナントから車で1時間ほどのところにある、ポルニシェという海辺の町に滞在してきました。そこで、以前ブログに書いた「ユロ伯父さんのビーチ」こと、サン=マール・シュル・メールというポルニシェからほど近い小さな砂浜を訪れることにしました。そこは、ジャック・タチが監督・主演をした『ぼくの伯父さんの休暇』が撮影されたビーチとして有名で、今も舞台となったホテルが残っています。公開から60周年を記念して、ちょっとした展示会があるとのことでしたので楽しみにしていました。
・・・が、撮影時のスチール写真などが飾ってあるはずの市役所別館が、その日の午後は休館!!サイトには特に午後休館の記載が無かったので、前もって確認せずに行ってしまったのが甘かったです。はぁぁ。せっかく行った場所が閉まっている哀しさ、改めて痛感しました。
いざ、気を取り直してユロ伯父さんの待つビーチへ。いました、いました。相変わらず盗難に遭ったくわえパイプは不在のまま。最近は公共の場での喫煙が禁じられているし、ひょっとして伯父さんがパイプをくわえる日はもう来ないのか?!なんて思ったりして。
ビーチの周辺には、更衣室を模した水色ストライプのパネルが立っていて、菱形の穴から中をのぞくと、映画に登場するシーンとまったく同じ景色を見ることができる仕組みになっていました。こちらは、ユロ伯父さんがホテルの窓から眺めたと思われる岩山。
こちらは、テラスから眺めた「ホテル・ドゥ・ラ・プラージュ」。
こちらは、テラスに佇むユロ伯父さんの姿が。もちろん、映画にはこの銅像は出てきませんが、きっと、ジャック・タチもこうやって砂浜を見下ろしていたことでしょう・・・
今年の夏は本当に暑く、8月末までビーチで海水浴を楽しむ人が絶えませんでした。7月の前半までは雨ばかりで、いったい夏が来るのかしら?と心配していましたが、取り越し苦労だったようです。
サン・マール・シュル・メールはアクセスがとても悪く、車が無いとなかなか行きづらい場所なのですが、こぢんまりとした浜辺が当時の映画そのままで、ゆったりとした気分を味わえます。ユロ伯父さん巡礼の地として、映画ファンの方はいつか訪れてみてください。
こんにちは、この映画は見ていないのですが、是非見たいと思います。
素敵な風景ですね。
憧れの現地を訪れる事が出来て、良かったですね!
コメントありがとうございます!
パリもそうですが、かつて日本で観ていたフランス映画で出てきた舞台に
自分が立つと、なんとも感慨深いです。
ぜひ、映画をご覧ください。音楽も衣装もインテリアも、おすすめです。