コンコルド広場の隣り、チュイルリー公園内にある美術館。もともと温室として使われていた建物を、モネの大作「睡蓮」を展示するために改造し、1927年に美術館としてオープンしました。さらに2006年の改装を経て、自然の光が射し込む中、「睡蓮」を楽しむことができるようになりました。
エントランスを入ると奥に睡蓮の部屋があり、一歩足を踏み入れるとモネの世界が一気に広がります。360℃、どこを見回しても睡蓮に囲まれ、作品に沿いながらゆっくり歩いたり、中央のベンチに座ってじっくり眺めたりと、豊かな気持ちで鑑賞することができ、フランスにいることを実感できるスペース。8枚の作品が2部屋に分かれて展示されているので、好みの部屋でモネの世界に浸るのもおすすめです。
また、地階にも常設展示スペースが広がり、印象派から1930年までの巨匠たちの作品を見ることができます。(*常設展の写真はこちらから)ルノワールの「長い髪の浴女」「ピアノに寄る少女たち」、モディリアーニの「ポール・ギヨームの肖像」「若い見習い職人」、ピカソの「水浴の女」「タンバリンを持つ女」、他にもゴーギャン、セザンヌ、ルソー、ローランサン、マティス、ユトリロ・・・と名前をあげたら切りがないほど、名作が揃っています。企画展スペースでは、パウル・クレー展など人気の高い特別展が開催されるなど、「睡蓮」以外にも見所たっぷり。館内にはブティックもあり、ポストカードやカタログの他に、美術館グッズもあり、おみやげ探しにもぴったりな美術館です。
INFORMATION
オランジュリー美術館 - Musée de l'Orangerie
住所 →パリの地区マップJardin des Tuileries 75001 (地区:オペラ )
TEL
01 44 77 80 07
最寄り駅 →メトロ路線図
Concorde 1、8、12番線 徒歩3分
開館日
9:00〜18:00
休館日
火、5/1、7/14、12/25
料金
9€、割引6.5€、17歳以下無料
パリ・ミュージアム・パス
利用OK
→http://www.musee-orangerie.fr