ビュッシュ・ド・ノエル2016:ラ・タルト・トロペジエンヌ

10月になってすっかり秋めいてきたパリ。早くもクリスマスの情報がちらほらと届いてきましたよ〜。なかでも注目は、フランスのクリスマスケーキ「ビュッシュ・ド・ノエル(Bûche de Noël)」。毎年、老舗から旬のお店まで多くのパティシエたちがデザインを凝らした個性的なビュッシュを紹介していますが、今年も見ているだけで幸せな気分になれるビュッシュが勢ぞろいしています。
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La Tarte Tropézienne

一番最初にご紹介するのは、ブリジット・バルドーが愛し、名付けたお菓子として有名な「ラ・タルト・トロペジエンヌ」のビュッシュ。ふわふわのブリオッシュ生地にカスタードクリームをはさんだこのタルトをそのままビュッシュにするのかと思いきや、一見、とてもクラシックな姿のビュッシュ5種類です。一番タルトの味に近いのが、フランボワーズののった「Bûche Tropézienne」。栗とカシスを組み合わせたモンブラン風の「Marron de Collobrières」、そしてプラリネのさくさく感がおいしい「Bûche Croustillante」、グリーンが鮮やかなリンゴ&イチジクの「Bûche Pomme­‐Figue」、そしてちょっとごつごつした見た目が面白い「Bûche Castel」。

ここ最近はかなり奇抜なデザインのビュッシュも増えているので、伝統的なスタイルが逆に新鮮です。どのビュッシュにも、このメゾン秘伝の軽やかなカスタードクリームが使われているため、重たすぎないのがポイントです。

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