今年もミシュランのレストランガイド(guide rouge – 赤ミシュラン)が発売される季節がやってきました。1月31日(金)の発売を控えて、その概要が1月27日に発表されましたので、いち早く情報をお届けしたいと思います。
㊗️ Restaurant Kei の小林圭シェフ
フランスで日本人初の3ツ星を獲得!!
今年のミシュラン最大のニュースはなんといっても、パリの「Restaurant Kei」小林圭シェフが、2012年に初めて1ツ星を獲得してから8年目の今年、日本人として初めて、ミシュランのお膝元であるフランス本国で3ツ星を獲得したこと!歴史的な快挙です!
Restaurant Kei
レストラン・ケイ
住所:5 rue Coq Héron 75001 Paris
電話:01 42 33 14 74
営業:火〜土
定休:日、月、木の昼
www.restaurant-kei.fr (日本語あり)
さらに、シャンパーニュ地方の町ランスのレストラン「Racine」の田中一行シェフは2ツ星を獲得しました!
Racine
ラシーヌ
住所:6 place Godinot 51100 Reims
電話:03 26 35 16 95
営業:木〜月 12:15〜13:30 / 19:15〜21:00
定休:火、水
www.racine.re(日本語あり)
また、同じく2ツ星を獲得したパリ8区「L’Abysse(ラビス)」は本格的な江戸前鮨バーで、日本人シェフの岡崎泰也さんが活躍されています。
おめでとうございます✨
2020年版フランスのミシュラン・ガイドでは、合計628軒が星を獲得しました。
3ツ星 ★★★
今年新たに3ツ星を獲得したのは3店でした。
1軒めは、パリ1区にある「Restaurant Kei」🇯🇵
シェフ:小林圭
2軒めは、南仏レ・ボー・ドゥ・プロヴァンスの「L’Oustau de Baumanière」
シェフ:グレン・ヴィエル
3軒めは、大西洋岸の町ラ・ロッシェルの「Christopher Coutanceau」
シェフ:クリストファー・クタンソー
2ツ星 ★★
今年新たに2ツ星を獲得したのは11店でした。
パリ8区:「L’Abysse」🇯🇵
パリ8区:「La Scène」
パリ8区:「Atelier Joël Robuchon Etoile」
ピラ・シュル・メール:「Skiff Club」
クルシュヴェル:「Sarkara」
ムジェーヴ:「La Table de l’Alpaga」
ナルボンヌ:「La Table Saint-Crescent」
トゥールーズ:「Py-r」
ラマチュエル:「La Voile à La Réserve de Ramatuelle」
ランス:「Racine」🇯🇵
※3ツ星から2ツ星へ降格:「Maison Bocuse(→関連記事)」
1ツ星 ★
今年新たに1ツ星を獲得したのは49店でした。ここではパリのお店をご紹介します。
パリ2区:「Fleur de Pavé」
パリ2区:「Marcore」
パリ3区:「Anne」
パリ4区:「Le Sergent Recruteur」
パリ5区:「Solstice」
パリ7区:「Le Jules Verne」(エッフェル塔内)
パリ8区:「Pavyllon」
パリ9区:「Aspic」
パリ9区:「L’Innocence」
パリ11区:「Le Rigmarole」
パリ16区:「L’Oiseau Blanc」
パリ17区:「Le Faham by Kelly Rangama」
パリ17区:「Jacques Faussat」
ここ数年、自らミシュランの星を返上するシェフが現れたり、3ツ星から2ツ星に降格したシェフのマルク・ヴェラが説明を求めてミシュランを相手に裁判を起こしたり(シェフが敗訴)、ポール・ボキューズのレストランがついに2ツ星に降格して批判の声も一部で上がったりと、時代の流れと共に、ミシュラン・ガイドも絶対的な存在というわけではないと考える人も増えてきたかもしれません。
とはいえ、やはり今も数多くのシェフが目標にする大事な指標であることに変わりはありません。1つでも星を獲得すること、そして、毎年星を維持することの難しさは私たちが想像する以上です。厳しい世界で闘い続けているシェフたちを陰ながら応援し続けていきたいと思います!
[昨年までのミシュラン速報はこちらから]
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2015年版ミシュラン – 2014年版ミシュラン
2012年版ミシュラン