Image Ikko Tanaka / licensed by DNP artcom
1998年に1号店がオープンして以来、少しずつパリの風景になじみ、今ではすっかりパリジャンに支持されるお店となった無印良品(MUJI)。2014年にはパリの中心、レ・アールにヨーロッパ旗艦店もオープンして、ますます人気です。
この9月、まさにそのMUJIの店舗の1つがあるマレ地区で、1980年の誕生以来、無印良品の哲学が表現されてきた広告ポスターの歴史をたどる展覧会が開催されます。
===Muji.netからの引用===
無印良品は1980年の日本に、消費社会へのアンチテーゼとして生まれました。
当時の日本は、資本の論理が優先され、「売るため」にモノが本質から離れていた時代。
無印良品は、そのような状況への批評を内側に含むものとして、
「無印」という立場に「良品」という価値観をつけて誕生した概念です。
その発案者のひとりである田中一光は、20世紀の日本のグラフィックデザイン界を代表するデザイナーであり、また亡くなるまでの20年余に渡りアートディレクターとして無印良品の思想を表現し、モノづくりに多大な影響を与えた存在でした。
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このマレでのポスター展は、田中一光、そして、その意思を引き継いだ原研哉の作品を通して、無印良品のコンセプトと哲学を感じ取ることのできる展覧会です。
…と、すこし堅い話になってしまいましたが、80年代に小学生〜中学生だった私にとっては、最初はスーパーの西友に並んでいた無印が、今ではパリを始めさまざまな国でも多くのファンに愛されるブランドになったことに、なんだか感慨深いものがあります…!
9月、マレ地区に行く機会のある方はぜひ、無料なので気軽に立ち寄ってみてください。
INFORMATION
無印良品の広告ポスター展 / EXPOSITION D'AFFICHES MUJI
場所MUJI Popup Store
期間
2016年9月2日〜25日
開館日
月〜土 11:00〜19:00、日 13:00〜19:00
休館日
無休
住所 →パリの地区マップ
17 rue des blancs manteaux 75004 Paris
最寄り駅 →メトロ路線図
Hôtel de Ville 1, 11番線
料金
無料
パリ・ミュージアム・パス
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