フランスのおしごとABC
par ドミニク・ル・バグス
フランス人イラストレーター、ドミニク・ル・バグスさんが描くクマさんと一緒に、フランス語の職業の名前を勉強しましょう!
男性形:un sommelier / le sommelier
女性形:une sommelière / la sommelière
1995年に田崎真也さんが日本人として初めて世界最優秀ソムリエコンクールで優勝されたことをきっかけに日本でも注目を浴びた「ソムリエ」という職業。ご存知の方も多いことでしょう。ワインの産地や製法、味の違い、さらには料理との相性などに精通し、レストランで仕入れから客のワイン選びの手助けまで、ワインに関わる業務を担当し、フランスでソムリエになるには国家資格を取得する必要があります。
「ソムリエ」という言葉は中世のフランスで生まれ、最初は王室の荷物を運ぶ車を指していたようです。その変遷の経緯ははっきりしませんが、現在のようにワインやワインカーヴを専門に担当する仕事を指すようになったのは19世紀初めのことでした。
フランス料理とは切っても切れない関係にあるワインの専門家であるソムリエは、レストランにおいてとても重要な役割を果たしており、それに見合った収入を得る職業でもあります。それゆえに、これまで、ソムリエがいるのはミシュランの星付きなどレベルの高いガストロノミックなお店のみに限られていました。パリでは最近、シェフとソムリエが共同経営するカジュアルなレストランも現れてきており、より身近な存在になりつつあります。
『おしゃべりがはずむ フランスの魔法のフレーズ』
ドミニク・ル・バグス&トリコロル・パリ
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