〈L’amour en solitaire〉Juliette Armanet

週末にのんびり聴きたいフレンチ・ミュージックをトリコロル・パリがご案内。

フランス音楽界で、前年に特に活躍し、優れた楽曲を作った歌手やアーティストたちを讃える音楽賞「ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジック(Victoires de la Musique 2018)」。1985年にスタートしたこの賞は今年で33回目を数え、フランス人歌手たちにとっては大変権威のある賞と言えるでしょう。




今日は、今年2月頭に開催された授賞式で「Album révé­la­tion de l’année」いわゆる新人アルバム賞に輝いたジュリエット・アルマネを紹介したいと思います。ノミネートされた彼女の曲「L’amour en solitaire」はイントロからなんだか少し懐かしい香りが漂います。フランスで一般的に「Variété française」と呼ばれ、多くの人たちに親しまれる日本でいうところの歌謡曲にあたるようなジャンル。フランスの音楽界を語る上で決して外せない重要なジャンルではありますが、ちょっと古くさい印象があり、イマドキっぽさがないと嫌う人も少なくないのも事実。

そんなイメージを逆手にとって、「なんだかちょっと新鮮かも?」と思わせてくれたのがジュリエット・アルマネの楽曲スタイルでした。懐かしいの新しい・・・という微妙なバランスを、彼女の生み出すメロディ、歌詞、アレンジ、そして風貌が実現させていると思います。フランス料理やファッション界では「Revisiter」という言葉をよく耳にするのですが、直訳すると「再訪する」つまり、古くからあるスタイルを若い世代のフィルターを通して新しく提案し直す、といういった風潮なのですが、まさに彼女は音楽で「Revisiter」をしているのだな、と感じました。これから注目したいフランス人女性シンガーのひとりです!




「L’amour en solitaire」ジュリエット・アルマネ 2017年

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