27. Confiture de Bonne Maman
ボンヌ・ママンのコンフィチュール
フランスのコンフィチュール(ジャム)の代名詞といえばボンヌ・ママン(Bonne Maman)。素朴でシンプルな味わいは昔から変わらずに愛され続けています。トレードマークであるギンガムチェックのフタと手書き風のラベルがまあとにかく可愛くて、冷蔵庫やテーブルにあるだけで幸せになりますね。実はいろんな種類があって、フタの色で区別されていることをご存知ですか?日本のスーパーでも見つかる赤いフタは最も定番のコンフィチュール(ジャム)。定番とはいえ、日本では珍しいフルーツのジャムはおみやげにもぴったりです。
今回、イラストレーターのmarineさんが描いてくれたのは、青いフタの「gelée(ジュレ)」と、緑のフタの「compotée(コンポート)」。ジュレは果汁だけを固めた柔らかなゼリーで、ジャムよりもすっきりした味わい。イチゴやブルーベリー、カシス、マルメロなどがあります。大きめの瓶にたっぷり入ったコンポートはフランスのおやつの定番で、桃やアプリコット、ルバーブがあります。果物の割合が多く砂糖控えめの「Intense」シリーズは紫のフタ、マロンクリームは茶色のフタ、キャラメルペーストは水色のフタ…と、フランスでしか買えないボンヌ・ママンもいろいろありますよ。
価格:370gのコンフィチュール 1.67€程度〜
|Bonne Maman|
ボンヌ・ママンの公式サイト:https://www.bonne-maman.com
⌘ フランスで見つけたおいしいものとかわいいもの
フランスに星の数ほどあるおいしいものとかわいいものを、トリコロル・パリの目線でご紹介。パリに暮らす日本人イラストレーターmarineさんの手描きのイラストとともに、歴史のあるもの、職人さんが手作りするもの、フランス人なら誰もが知る庶民的なもの、今流行しているもの・・・など、フランスのあらゆるMerveille(素敵なもの)をお届けします。
⌘ イラストレーター
下山真鈴 Marine Shimoyama
東京生まれ、パリ在住。アパレルブランドのPRを経て、2006年に渡仏。パリでグラフィックアートを学んだのち、イラストレーターとして活動を開始。フランスと日本で、アパレル・コスメ関連のイラストや、雑誌やウェブサイトの挿絵などを手がける。パリの日常で見かけるおしゃれなパリジェンヌをイラストで紹介するブログ「パリウォッチ」をMadame Figaro Japonのウェブサイトで連載中。
|12ヶ月のパリジェンヌ||marine-illustration.com||Instagram|
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