02. Bijoux brodés de Macon & Lesquoy



マリー・マコンとアンヌ=ロール・レスコア、ふたりの女性クリエイターがデザインするブローチは、2009年のブランド立ち上げ以来、瞬く間にパリジャン、パリジェンヌのハートを鷲掴みにしました。彼女たちが生み出す世界観は、ブローチはもちろん、今までのアクセサリーにはなかった「遊び心があるのに上質」という唯一無二のもので、他人と同じおしゃれはイヤ!という大人たちを魅きつけました。ハートやフルーツ、動物のような定番の柄だけでなく、タバコやカンカン帽、カマンベールチーズ、ガイコツ、血の滴る手を加えたサメなど、少しの毒とユーモアが絶妙にミックスしたバラエティに富んだモチーフが揃い、じっくり眺めて選んでいるだけでワクワクします。 marineさんのイラストに描かれているように、いくつかのブローチを組み合わせて自分なりのメッセージを胸元で伝えるのも楽しい。ボーダーシャツにオマール海老、ワイングラス、クロワッサンというザ・フレンチなモチーフを付けて、ハートのブローチで「France Love!」をさりげなくアピールするのも粋です。




このブローチのもうひとつの魅力は、すべて手刺繍であること。「Cannetille カンティーユ」という伝統的な刺繍技術を用い、螺旋に巻かれたメタルの極細糸をデッサンに合わせて刺繍していきます。この繊細な金細工の手刺繍が他のブローチと一線を隠し、「Bijoux brodés=刺繍ビジュー」と呼ばれる由縁です。

ブローチと並ぶ人気アイテムが、アイロンで貼り付けられるワッペン。こちらはミシンでの糸刺繍で、ブローチとまた違ったかわいいモチーフがたくさんあります。穴が開いてしまったり、シミがついてしまったりして着られなくなった愛着ある洋服たちも、このワッペンで新しい命が吹き込まれます。まさに、マリーとアンヌ=ロールが目指す「日常で役立つアート作品」と言えるでしょう。10区にあるフラッグシップショップには壁一面にブローチとワッペンが飾られ、見ているだけであっという間に時間が経ってしまいます。ひとつ、ひとつと大切にコレクションしていきたいパリの「かわいいもの」です。

価格:ブローチ 18€〜、ワッペン 10€〜

マコン・エ・レスコアのオフィシャルサイト
|MACON & LESQUOY|

住所:37 RUE YVES TOUDIC 75010 PARIS
メトロ:Jacques Bonsergent 5番線、République 3, 5, 8, 9, 11番線
営:月 14:30〜19:30
火〜木 11:30〜14:00/15:00〜19:30
金・土 10:30〜19h30(昼休みなし)
休:日





フランスに星の数ほどあるおいしいものとかわいいものを、トリコロル・パリの目線でご紹介。パリに暮らす日本人イラストレーターmarineさんの手描きのイラストとともに、歴史のあるもの、職人さんが手作りするもの、フランス人なら誰もが知る庶民的なもの、今流行しているもの・・・など、フランスのあらゆるMerveille(素敵なもの)をお届けします。

下山真鈴  Marine Shimoyama

東京生まれ、パリ在住。アパレルブランドのPRを経て、2006年に渡仏。パリでグラフィックアートを学んだのち、イラストレーターとして活動を開始。フランスと日本で、アパレル・コスメ関連のイラストや、雑誌やウェブサイトの挿絵などを手がける。パリの日常で見かけるおしゃれなパリジェンヌをイラストで紹介するブログ「パリウォッチ」をMadame Figaro Japonのウェブサイトで連載中。

12ヶ月のパリジェンヌ
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