今回marineさんが描いてくれたのは、1747年創業、今ではフランスのマスタードの代名詞となったマイユのマスタード。肉、魚、サラダなどフランスの家庭料理に欠かせない調味料です。瓶入りマスタードならフランスのどのスーパーでも見つかるメジャーなブランドですが、この「grés」と呼ばれる陶器の壺に入ったフレッシュなマスタードはマイユのお店に直接行かないと入手できない貴重品。(フランス国内やイギリスなど一部の国からはオンライン購入可)
白ワイン風味や粒入り田舎風など伝統の味から、白トリュフ、黒トリュフ入りの豪華バージョンまでマスタードの種類も豊富。シンプルかつ温もりのあるフォルムにマイユのロゴが入った壺と素朴なコルクの蓋は、使い終わった後もぜひ何かに再利用したくなる可愛さです。イラストにもある木の専用スプーンも一緒に買いたくなっちゃいますね。
価格:小(125g)21€〜、中(250g)26.5€〜、大(500g)37.5€〜
|Maille|
パリのお店:
6 place de la Madeleine 75008
マイユのオフィシャルサイト
フランスに星の数ほどあるおいしいものとかわいいものを、トリコロル・パリの目線でご紹介。パリに暮らす日本人イラストレーターmarineさんの手描きのイラストとともに、歴史のあるもの、職人さんが手作りするもの、フランス人なら誰もが知る庶民的なもの、今流行しているもの・・・など、フランスのあらゆるMerveille(素敵なもの)をお届けします。
下山真鈴 Marine Shimoyama
東京生まれ、パリ在住。アパレルブランドのPRを経て、2006年に渡仏。パリでグラフィックアートを学んだのち、イラストレーターとして活動を開始。フランスと日本で、アパレル・コスメ関連のイラストや、雑誌やウェブサイトの挿絵などを手がける。パリの日常で見かけるおしゃれなパリジェンヌをイラストで紹介するブログ「パリウォッチ」をMadame Figaro Japonのウェブサイトで連載中。