14. Bougie Parfumée Céramique d’Astier de Villatte



日本にもたくさんのコレクターが存在するフランスの大人気陶器ブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」のアロマキャンドル。透明のガラスに入ったものと、今回marineさんが描いてくれた陶器に入った2種類があり、いずれも陶製の蓋を組み合わせることができます。陶製の蓋は様々な持ち手の形があり、数年前に登場したスヌーピーとのコラボモデルもとってもキュートです。




どこか懐かしさを感じさせる乳白色は、他のブランドにはない独特な色合いで、こっくりとした素材感と手触りも、アスティエ・ド・ヴィラットならではの魅力です。そして、黒いフレームで囲まれたシンプルなラベルも凛とした美しさを称えています。キャンドルはそれぞれに街の名前が付けられ、日本のAOYAMAという名前のキャンドルも存在します。

イラストのカブール(Cabourg)はフランス、ノルマンディー地方にある湯治で知られる町。マルセル・プルーストの作品にも登場するグランド・ホテルの花々をイメージした香りで、温泉につかりながら体も心も安らげるバカンスに想起させてくれます。

右岸と左岸に1軒ずつあるパリのお店にはキャンドルを始め、お皿やコーヒーカップなどの食器類など、どれも素敵な品物が並んでいて、近くを訪れると思わず立ち寄りお店の中を1周してしまいます。手軽に購入できるお値段とは言い難いですが、一生ものとしてひとつずつ、大切にコレクションしていく喜びを感じられるブランドです。クリスマスのプレゼント、今年1年頑張った自分へのご褒美にひとついかがですか?

価格:キャンドル 80€(サイズ:80 × 80 × 85 mm)蓋は別売り

|Astier de Villatte|

アスティエ・ド・ヴィラット パリのお店:
サントノレ通り店 173 rue Saint-Honoré 75001
トゥルノン通り店 16 rue de Tournon 75006

→ アスティエ・ド・ヴィラットのオンラインショップ





フランスに星の数ほどあるおいしいものとかわいいものを、トリコロル・パリの目線でご紹介。パリに暮らす日本人イラストレーターmarineさんの手描きのイラストとともに、歴史のあるもの、職人さんが手作りするもの、フランス人なら誰もが知る庶民的なもの、今流行しているもの・・・など、フランスのあらゆるMerveille(素敵なもの)をお届けします。

下山真鈴  Marine Shimoyama

東京生まれ、パリ在住。アパレルブランドのPRを経て、2006年に渡仏。パリでグラフィックアートを学んだのち、イラストレーターとして活動を開始。フランスと日本で、アパレル・コスメ関連のイラストや、雑誌やウェブサイトの挿絵などを手がける。パリの日常で見かけるおしゃれなパリジェンヌをイラストで紹介するブログ「パリウォッチ」をMadame Figaro Japonのウェブサイトで連載中。

12ヶ月のパリジェンヌ
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