マクロン大統領、今年のバカンス🏖先は?

昨年5月に就任したマクロン大統領。直後の夏のバカンスは控えめに、ヴェルサイユで過ごしたことはお伝えしたとおりです。さて、大統領になって2度目の夏のバカンスはいったいどこで過ごしたのでしょうか・・・?




・・・答えは、南仏コート・ダジュールにある「ブレガンソン要塞(Fort de Brégançon)」です。ボルム・レ・ミモザといういかにもプロヴァンスらしい可愛らしい村の海辺にそびえる高さ35mの岩山で、もともとは島でしたが、現在は人工桟橋で陸地とつながっています。「要塞」というその名のとおり、その立地条件の良さから、古くから軍事的な役割を果たしてきました。1968年に大統領の夏の官邸と定められて以来、ド・ゴール、ポンピドゥー、ジスカール・デスタン、ミッテラン、シラク、オランド、サルコジーと歴代の大統領が夏のバカンスを過ごした場所にもなっています。




なお、この「ブレガンソン要塞」は7月、9月の平日に限り一般公開(ガイド付き見学のみ)もされています。ボルム・レ・ミモザ村の公式サイトで事前のオンライン予約が必要です。

ちなみに、この夏マクロン大統領夫妻がここに滞在するにあたり、新たに10x4mの屋外プールが設置されました。要塞の下のほうにあるビーチを使うとパパラッチを避けることができないこと、警備要員もより多く必要になることが設置理由として挙げられましたが、34000€をかけた工事に批判の声も上がりました。

8月3日から18日間をここで過ごしたマクロン大統領夫妻の夏休みも20日で終了。21日にはパリに戻り、22日から通常の業務に戻ります。

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